2010年07月21日

シルクの似合う夜

「商社マンって結構悪いことするじゃないですかー」
カクテルグラスを置くと、彼女はそう言って笑った。悪いことといっても、もちろん発展途上国のお役人に袖の下を渡したりだとか、そういうことじゃない。異性関係の話だ。

「そうかなあ?まあ敢えては否定しないけど、でも、みんながみんなそうってわけじゃないよ」
この答えでは、肝心の僕が「そう」なのか、ってことには答えていない。・・ずるい言い方だな。心の片隅で、もう一人の自分がつぶやく。

「ホントー?そうなのかなあ」

「そうだよ。それはたまたま悪い人ばっかりに出会っただけだよ。運が悪かっただけ」
いままでコインの裏が続いたからって、次に表が出る確率がちょうど50%であることに変わりはない。でも、目の前に座ってる僕は・・きっと50%以上の確率で悪い人間に違いない。

「別に私がいままでそんな人に出会ったってわけじゃないよ」
彼女はちょっと強めに否定する。

「じゃ、よかった。キミはラッキーだったってわけだ」

彼女はうつむいて、少しだけ微笑んだ。その笑顔の意味は、いまは問わない。

既に終電がない時間であることは、さっき彼女が席を外したときに確認済み。おもむろに腕時計に目をやり、予定調和の驚きの声を上げる。

「あっ、もうこんな時間か」

「えっ、やだもうこんな時間なの?どうしよう」

「もう電車もなくなっちゃったしね・・」
ちょっとだけ困った表情をして、でもしっかりと彼女の瞳を見つめて僕はささやく。
「とりあえず、このお店は出ようか」

「・・そうね。このへん、詳しいんでしょ?いろいろ案内してよ」
彼女は自分から腕をからめた。柔らかい香水の匂いが僕の鼻をくすぐる。

「もちろん」

−ありがとうございました。いい夜を。
バーテンダーはそう言ってうやうやしく頭を下げ、店を出て行くアジアン隅田似の女と上島竜平似の男を見送った。
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2010年07月11日

銀行という名の馬鹿製造機

テレビでは石井ひろろうの締まりのない腑抜けヅラや谷なんとかという女性柔道家(浦沢直樹の「MONSTER」という漫画のモデルになった人)が映し出されていますが、そんなことには一切関係のない話題。

いまさらなんですが、今日、生まれて初めて某都銀の生体認証キャッシュカードを使ってみたわけですよ。日曜ですけど。で、ATMにそのカードを入れてみたら「お取り扱いできません」とのこと。あれれ?駅前のATMだからかしら?とわざわざ歩いて近くのその都銀の支店へ。で、そこのATMにカードを突っ込むとやはり「お取り扱いできません」。なんのこっちゃわかりませんが、とにもかくにもこのカードは窓口が開いてる時間帯に持って来い、ということのようです。わお、不便。

いや待てよ、天下のメガバンクがこんな使い勝手の悪いことをするわけがない。ははーん、なるほど。僕みたいな宵越しの銭を持たないタイプにはキャッシュカードは使わせない、ってわけだな。さすが生体認証!・・などと感心してる場合じゃありません。僕、諸般の事情でとにかくいま猛烈に現金が必要なんですけど。ってことで、財布をごそごそ探してみると、ありました、もう一枚、その都銀のカードが。こっちはそんじょそこらのキャッシュカードとはわけが違いますよ。ちょっとばかり預金額が多い人に銀行さんが渡してくれる素敵なカードなんですから。えっへん。ってことでそのカードを入れてみると、お、今度は使えるみたいだ。どーんなもんじゃーい。と懐かしの亀ボクサーの真似をしながらATMの画面を見ると、えーと、暗証番号を入れなきゃならんのか。・・ん?暗証番号?え・・?

自慢じゃないですが、僕、自分で現金をおろしたことがここ数年ありません。まあ理由を簡単に言うと、お小遣い制だからなんですけどね。泣けるわー。それはともかく、暗証番号がわからない。ってことで、おそらくこれでしょ、って番号を入れてみると・・違う。あれ?これじゃなかったか。ってことでもう1つの候補を入力するも、またダメ。え?マジで?これ以外に候補なんかないよ。ははーん、こりゃ一回目の入力をミスったんだな。いきなり暗証番号訊かれて焦ったしな。ってことで、最初入力したはずの番号を慎重に入力。・・え?ダメなの?え?「3回連続で誤入力したのでもうこのカードは二度と使えません」?はあ?

この時点で茫然自失状態だったんですが、とにもかくにも困ったときはこれしかない、ってことで、妻に電話。
「な、なんか暗証番号ミスっておカネ下ろせないんだけど、暗証番号って何番だっけ?」
「えー!○○××じゃない!知らなかったの!?」
「そうだよな!番号は○○××だよな!入れたよ、俺!入れた入れた!2回も入れた!」
「え?じゃなんでダメなの?銀行のキャッシュカードを入れたんでしょ?」
「ん?いや、そのキャッシュカードがなぜか使えなくて、別のカードを入れたんだ。もちろん、同じ銀行のだよ。なんとかプレミアムとかいうカード」
「ふーん。で、その暗証番号は?」
「キャッシュカードのと同じだと思ったんだけど、違ったみたいだ・・」
「・・・」

ってことで、今度は銀行の窓口がやってる時間に、使えなくなったなんとかプレミアムカードと印鑑と身分証明書を持っていく羽目になりました。つか、なんか銀行にわざわざカネ払って旧カードと交換してもらった生体認証カードを持っていったのに、結局おカネ下ろせなかったよ。なにこれ?どうなってるの?

どうせまた昼休みに銀行行ったら死ぬほど待たされるんだろなー、そんなのイヤだよなー、なんてぶつぶつ言ってたんですが、よくよく考えてみれば、せっかく印鑑と身分証明書を持っていくんだから、その銀行の口座は解約することにしました。貸したカネを返さない銀行なんか意味ないですからね。

しかし、ほんといい加減にしろよな、某メガバンク。なんで最新型のカードの使い勝手が旧カードよりも劣るんだ。ホント馬鹿ばっかですよ、銀行は。もう数年前の話になりますが、この某メガバンクでは確定申告した行員が社長含め3人だけだったという、一昔前なら考えられない凋落ぶりなんですが、そりゃあんたら、そんな情けないことにもなるよ。だってロクな仕事してないんだもん。アタマ使ってないんだもん。さっさと潰れちゃえ。ったく。
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2010年07月10日

Loosen up.

最近、某大手メーカーに勤める年下の友人から仕事についての相談を受けました。「仕事で大きなミスをしたのをきっかけに、いままで我慢していた不満が一気に爆発してしまって、会社を辞めたくて仕方がなくなってしまった」という内容です。

まだ社会人になって片手で足りる程度の年数しか経ていない友人のことですから、急性辞めたい病にかかっただけで、なだめていればそのうち落ち着くだろうと思ったものの、相談メールの文面はあまりに深刻です。ヘタすりゃ電車をタックルで止めかねないレベル。

ということで、ちからいっぱい慰留する内容のメールを送って、「時間は問わないから、いつでも携帯に連絡して」とまで伝えたんですが、その後数日、音沙汰なし。あんまりこっちから連絡取るのも却ってうっとおしがられるかな、などとあれこれ思い悩みつつ様子を見ていたところ、それから3日後に「上司に大ミスをフォローしてもらって、すっかり元気になりました!」と実にあっけらかんとしたメールをもらって、ホッとするやら脱力するやら。その程度で解決するようなことを、さも深刻そうに相談してくるなよなあ。まったく。

まあ確かに自分にだって会社を辞めたいと悩んだこともありますし、誰かに相談したくなる気持ちだってわからなくはないんですが、それっていま振り返ると、いくつかのちっぽけでつまらない考え方にとらわれていたせいで、いろいろ思い悩んでいただけだったような気がします。仕事っていうものに対して自分が過剰な期待を抱いていた、とか、仕事以外に自分の居場所を見つけられなかった(仕事で認められない=人間オワタ、みたいな)、とか、与えられた場で結果を出せないなら場を変えればいいじゃん、といったお気楽な発想がなかなか出来なかった、とか。

30をいくつか過ぎてみると、もうちょっと視野を広く持って、少しばかり肩の力を抜いて、こりゃアカンと思ったらさっさと逃げ出す勇気と知恵を持ったら、ちょっとしたことにいちいち大騒ぎすることなく、物事が比較的スムーズに進むんじゃないかな、と思えてきました。

この課でダメなら隣の課に。営業が向かないなら管理に。管理が面白くないなら開発に。開発が性に合わないなら営業に。いちいち会社を替えなくても、社内にだって全然違う能力が求められる部署はあるじゃない、という「ちょっとばかり広い視野」。

社内の誰もが認める不動のエースじゃなくたって、隣の課長さんから「うちに来ないか?」と誘われる程度に認められれば上出来じゃん、という「肩の抜き具合」。

自分なりに頑張ったんだけど、ここにいちゃ俺はイマイチ冴えないなあ、と思ったらさっさと見切りをつける「勇気」と、ここならいけそう、と思う部署に異動するためのもろもろの根回しという「知恵」。

こういうことをその年若い友人には伝えてあげたいなあ、と思ったんですが、本人があまりにもキッパリと立ち直ってたんでつい伝えるタイミングを逃してしまい、ここにひっそり書いておく次第。

・・いやー、この歳にしてついに老成ですよ、ワタクシ。来年あたりには定年退職してたりして。
posted by コピ at 11:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 商社な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月02日

少ない選択肢

すっかり更新が滞ってますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?僕は相も変わらず合コンの合間にお仕事する日々を送っております(ちゃんと仕事しろよ)。

さて、参議院選挙が近づいてますけど、自民も民主も経済政策が酷過ぎですなあ。管さんって人はホント経済が苦手なんだなあ。苦手なら苦手なりに自分のアタマで考えずに勝間女史から聞いたことをコピペしてりゃいいのに。谷垣さんもお勉強できそうな顔してトンデモ経済理論(というか、財務省の操り人形になって、同省のご意向である増税をアナウンスしてるだけ)ですか。

ということで、経済政策については「みんなの党」しかマトモなこと言ってませんが、どうしてこの党って「四十七士作戦」だの「AKB48作戦」だの、だっさいネーミングするんですかねえ。そもそも党名からしてスベっとるがな。それにAKBよりPerfumeだろがよ(そういう問題じゃない)。

2010年04月06日

就職活動に思うこと

最近、学生さんと話す機会がありました。OB訪問というやつですね。いつもの通り、堅苦しい話は抜きで楽しく会話してたんですが、思わず答えに詰まった問いが2つありました。

「面接官は学生のどこを見て判断するんですか?」
「御社に勤めて、どういう仕事の能力が身に付きましたか?」

どちらもどう答えていいかどうか、一瞬判断に迷ったのでした。

その場でも誠実に回答はしたつもりですが、迷いながら話したこともあって、聞いている学生さんにとってはわかりにくかったかもしれません。ということで、家に帰ってじっくりと考えをまとめてみました。

まずは前者に対する回答から。

自分が面接官をやった際の経験から考えても、人を判断する際において「これ」というポイントはない。全体から受ける印象で判断する、としか言いようがない。もっと細かく言うと、実は面接部屋のドアを開けてから椅子に座った段階で、面接官がその学生さんから受ける印象はすでに固まっていることが多い(そういや「人は見た目が9割」なんて本がありましたね。読んだことないけど)。あとの自己PRや志望動機なんてのは、最初の印象を覆すほどのインパクトがない限りは逆に最初の印象を固めるほうに作用する。平たく言えば、「コイツ、感じ悪いな」という印象を与えてしまった人は、なにを言っても「なんかカチンとくるな」と思われる、ということ。

チャラそう、アホそう、という顔つきのヤツが意外に会社の中にいるのは、面接での会話って、そういう見た目を覆すことが比較的容易だからかもしれない。アホそうな見た目の人は、アタマのよさそうなことを喋ればいいのだ。チャラそうなヤツは、真剣な、真面目な想いを語ればいいのだ。少なくとも、マイナスの第一印象は覆すことができるはずだから。

一方、面接って「感じ悪い顔つき」の人には不利だと思う。志望動機や自己PRで「感じのよさ」をアピールするのは難しいからだ。アタマのいいことを喋ると「生意気だな、コイツ」、真剣そうなことを話すと「ホントに思ってるのかよ、お前」。いかにも分が悪い。

ということで、結論は「基本的にはあなたの第一印象で判断します。でもそれだけじゃないよ」。・・これじゃますます「よくわかりません」と言われそうな(笑)

で、後者への回答。

この質問、僕も学生時代にOB訪問でやりました。そのときに「うちの業界でしっかり勉強したら将来独立できるよ」と言ってたのは、銀行さんと商社だけ。ということもあって僕は商社を選んだわけなんだが・・。実のところ、30を過ぎてOB訪問をした諸先輩の当時の年齢を超えたいま、自分自身が自信を持って「○○という能力が身に付いたね」とはちょっと言えない。自信がない。

そりゃ商売のこともある程度はわかりますよ。会計だのなんだの、そういうことだって一通りはわかる。英語も契約書や決算書程度なら、ざっと目を通せばざっくり内容は理解できる(時折睡魔は襲ってくるけど)。経済に関する知見もある程度は持っているつもりだし、だからマスコミ好きな某社の会長さん(今度相談役になるらしいですね。もうなったのかな?)がマクロ経済について極めて怪しげな言説を弄していることくらいはわかる。もちろん、組織で10年も生きてりゃ自分の組織を有効な活用法だって知ってるつもり。つまり、誰がこの分野に強くて、こういう問題に対してはこういうメンバーに相談すれば有効な対策が講じられる、ということくらいはある程度知ってる。もちろん会社の人間全員を知ってるわけじゃないけど。

ただ、その程度のレベルでは他人様に対して「こんな能力が身に付きました」と堂々と言い放てる立場にはない、ということも痛いほどわかるようになってしまったわけなんですよ。あくまで組織人としてならたいていの連中と闘える。でも、1人でやっていく自信はない。これが正直なところです。

さて、こうしてあれこれ考えたうえで僕が昔書いた就職活動に関する話をいま読み返すと、どうもピントがずれてるというか、「実はそうじゃないんじゃないか」という話が多い。特に前者にかかわる話。昔の僕は「面接でいかにいいことを話すか」ということに力点を置いてアドバイスしていますが、実はそれってケースバイケースなんだよなあ。人によっては話じゃなくて見た目を改善すべきなのだ、ということに気づいてしまって、でも、OB訪問なんていう圧倒的に学生さんが心理的に不利な(というか緊張してる)場で、しかも初対面の人に向かって、「そもそもキミは第一印象悪いから、まずは見た目を変えるべきだよね」などと言うわけにもいかず、いまの僕の学生さんに対するアドバイスは、昔のような明快さ、わかりやすさを失ってしまっています。もちろん、それは僕なりの誠実ではあるんだけれども・・。悩むところです。
posted by コピ at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 間違いだらけの就職活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月04日

Days gone by

ブックオフの100円コーナーで経済書を漁っているときに、腐るほど置かれている浅井隆の本を見て、北野誠氏の復帰インタビューにあった、謹慎中に「浅井隆さんが主催する志塾という勉強会に参加していました」という一文を思い出し、激しく鬱になった。

ちょうどそのとき、店の有線からPSY・Sの「Friends or Lovers」が流れてきて、思わず涙がこぼれそうになった。1990年前後のことを思い出したのだ。僕はまだ中学生で、日々メディアから送り出される光をいちいち全身で受け止めていて、誠氏はまだ30前後で、関西ローカルの深夜の世界で過激な放送を毎週繰り返していた。当時の思い出とそれからの20年という時間が一瞬電流のように全身に流れて、思いがけないその刺激を受け止め損ねたのかもしれない。

言葉にするといかにも陳腐だけど、どこかに記録しておきたかったのでここに記しておく。いつかこんな感情のぶれも持てなくなるかもしれないから。
posted by コピ at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 分類不可能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月14日

どう見ても松下奈緒のほうが多部未華子よりも美人な件

テレビでドラマをほとんど観ない僕が、たまに目にするのがNHKの朝ドラ。つまりは妻が観ているのがちらちら目に入るわけですね。

で、今度新しく始まるドラマの主役が松下奈緒さんとのこと。この人選は素晴らしい。受信料を払ってる甲斐があるというもんです。なにを隠そう、僕は松下奈緒さんの大ファン。「みなさまのNHKを自称するなら松下奈緒で連日24時間テレビやれや!」というくらい好きなんです。

朝ドラの放送時間が繰り上がって8時スタートになっちゃうと大好きなNHKの守本アナ(知らない人は各自調査!ただし、NHKのオフィシャルの写真はかなりイマイチです、ご参考まで)が見れなくなっちゃうんでツラいんですが、今回ばかりは仕方ありません。

で、ヤフーニュースで今回の朝ドラについての記事が出てたんで、ちらっと覗いてみたところ、なんか松下さんについてずいぶんなコメントが付いてたりしてすんごくガッカリ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100208-00000303-dal-ent
もちろん絶賛コメントもあるんですが、目つきがこわいだの、顔が大きいだの、まったく、くだらない。あれが100点の顔でなくてなんなのよ。あれで不満なら、誰なら満足なのよ。まったく。

・・とおそらく松下さんの親御さん以上に1人で憤ってたわけですが、ここでふと思い出したのが多部未華子嬢のこと。彼女もちょっと前の朝ドラやってたんですが、そのときの記事のコメント欄はこれがもう「かわいい」「美人」と絶賛の嵐だったんです。「岸田劉生の麗子像にソックリですやん」みたいな冷静な意見は皆無。「最近の整形タレントと違って、目の小さいところが自然で好感が持てます」みたいな、それ結果的に貶してない?なコメントまであって、それはちょっと笑ったんですが、ともあれ、僕の感想とあまりにもかけ離れた内容のコメントばっかりでした。

「つまりはアレやね、若干お顔に難のある女性が松下さんに難癖つけてるわけやね。多部嬢はそういう人にとって親近感を持てる女性だから、無理やり絶賛するわけでしょう。女性ってのは浅ましいですよ」妻にそう言ってみたところ、「そうではない。お前はわかっていない。多部ちゃんはかわいい」と念仏のように繰り返すので怖くなったんですが、内心では思いましたよ、「あんたの目はマカロニか」と。

ホント、どこをどう見たら多部嬢のほうが美人なのか、説明してほしい。つか、比較の問題ではなく、多部嬢は絶対的に美人じゃないですよ。ビリケンみたいな顔つきじゃないですか。ああいうのは関西弁でいうところの「けったいな顔」です。多部嬢ってそういう意味では小雪さんに似てるのかもしれません。「美しさ」ではなく、「希少価値」でありがたがられてる顔、という。

かつて稲森いずみさんをガッツリけなして顰蹙を買った僕ではありますが、今回も懲りずに世間に問いたいと思います。多部嬢って美人ですか?松下奈緒さんはパーフェクトな美人ですよね?いや、別に自分の審美眼に疑問があるわけではないんですが。

2010年02月04日

散る日本

朝青龍、まさか引退しちゃうとは・・。これが世論ってヤツですか・・。アセー!アセーヨ!@マーティ・フリードマン

そもそも、横綱に品位なんて求めちゃいけません。横綱に求めるべきはただひたすらに「強さ」でしょうよ。強いから横綱になれるわけで、品位でなれるわけじゃないんだから。

横綱だから品位を持つべき、とか、立合いでの変化は横綱にふさわしくない、とかいう意見に代表される議論は、本来横綱がこだわるべき勝負論からかけ離れた、完全に本質を見失ったものであって、こういう本筋じゃない点にこだわるのは日本のヘンな国民性です。だから戦争に負けるんじゃい、と60年以上も前に坂口安吾が喝破した思考方法に、未だに日本人は囚われとるわけですね。

そんなに品位がお好きなら、フィギュアスケートの芸術点みたいに品位点とか作ればいいんです。品位点が高ければ、クンロク大関でも横綱に推挙、とかね。僕はそんな相撲なんて見ませんが。

ちなみに理事会の件も揉めてるみたいですけど、これに対する反応も頓珍漢なものが多いような。ネットで某新聞の「今回の一連の騒動は民主主義とはかけ離れている」という内容の署名記事を見かけましたが、なにバカなこと言ってんの、と。角界なんて、もともとそんなものとはかけ離れた世界ですがな。前近代的発想。封建的世界。一門主義。大いに結構!そもそも相撲の世界に「民主主義」なんてものを求めるほうがナンセンス。いちいち文部科学省様の顔色を伺うような、そんな健全かつ腰砕けなものを、カネ払ってまで誰が観たいか、ってことですよ。

常軌を逸した稽古。常軌を逸した縦社会。そういう世界の住人のトップが横綱。だから横綱は神なんです。そんな存在にまでみなが寄ってたかって社会的な規範を押し付けようとする風潮を、ファシズムと言うんじゃないかいな。

2009年12月03日

新聞メディアはどうあるべきか

さすがの日経も酷評した今回の日銀の「なんちゃって量的緩和策」。1面はともかく、3面の署名記事はなかなか歯切れのいい日銀批判で、久々に読みごたえのある内容・・じゃないよね。少なからぬ大学生がスティグリッツの分厚い教科書で経済学を学ぶアメリカと違い、我々平民から日銀のトップまで経済オンチで溢れているこの国で、こんな批判だけ書いたところで、多くの読者にとっては「じゃ、どうすりゃいいの?」というところが全然わからないだろう。

新聞というメディアが凋落の一途をたどっているのは、ここんところを解決できていないからだ、というのが僕の考えだ。ここんところというのは、「読者の啓蒙」とか「対案の明確な提示」といった点ね。妙に公平性ばっか意識した(でも、特に公平ってわけでもない)記事をだらだら載っけてるだけだから、読者はそこに意義を見出せない。うちはこう考えてますよ、という意見を、そしてここが一番大事なんだが、あくまでアカデミズムに裏付けられた意見をハッキリ出して、「この事象についてはこう見るのが正しい」というものを打ち出していかないと、誰も読まなくなるだろう。実際、もう少なからぬ人々が新聞を読まなくなりつつあるんだし。「それは新聞のやることじゃない!新聞の役目はあくまでいろんな意見を載せる公平性にある!」というご意見もあるかも知れんが、それなら多分、もはや新聞の役目は終わったのだ。

でもね、結構真剣に僕は啓蒙路線ならいけると考えている。だってそうでしょう。いつの世でも、ちゃんと勉強している人は少ない。そういう人たちは手っ取り早い「正解」を求める。ニーズはあるのだ。だが、いままでの新聞は、そういう人たちに代替品、もっとハッキリ言っちゃえばまがい物を与えてごまかしてきたのだ。「大新聞という権威」とか「速報性」を表面にまぶして、パッと見はわからなくして。それに人々が気づきだしたのだ、なんてことは言わない。インターネットという、もっと便利な代替品を見つけちゃっただけなんだろう、おそらく。

なので、記事のヴォリュームを半分以下にして(そもそも、みんな主要記事しか読まんでしょ?)、様々な分野でトンデモ意見を書き散らす(でも多分悪気はない)記者どもをキチンと教育しなおすか、もしくは残念だけどリストラして、真の意味でのクオリティーペーパーを目指してちゃんとマジメに取り組めば、まだなんとか生き残れるくらいの潜在能力(と、それを必要とする一定数の読者層)が日本の新聞社にはあると思うんだが。・・買いかぶりすぎかな?

余談になるが、いま本当の意味で読者を啓蒙しているのは毎○新聞だろう。「ゾンビ企業は死ね!艱難辛苦に耐えて筋肉質の経済を実現してこそ、日本経済は復活するのだ」とアジテートしつつ、自らがゾンビ企業と化して市場からの退場を迫られつつある姿を見るにつけ、身体を張って自らの信念を読者に示さんとする姿勢に心打たれる・・わけがなく、リアクション芸人が本物の熱湯をかけられて悲鳴を上げるような、本末転倒な滑稽さを感じてしまう。

ちなみに、ゾンビ企業が市場から退場したって、経済は筋肉質にはならんからね、念のため。たとえて言うなら、「2メートル、300キロの大男が筋肉質を目指してダイエットしたら、確かに体重は100キロになったけど、身長も50センチに縮んじゃいました」という結果にしかならない。なんでもかんでも「苦労したら報われる」ってわけじゃないのだ。そういう意味では、ひたすら苦労すればいいという唱える自称経済ヒョーロン家の発言は、死ぬほどハードなトレーニングを課して選手をことごとくぶっ潰した広島カープの達川元監督の指導理論に似ている・・って誰もわかんないか。
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2009年12月01日

日本オワタ\(^o^)/

昨日から機嫌がよくない。

今日も会社で馬鹿なヤツを悪し様に罵ってしまった。もちろん、こっちの言ってることは正しいんだ、全面的に。物事は結果的にこちらの考えてる通り進んだんだし、悪くはないはずなんだ。

でも、またやっちまったな、という悔いを感じる。「人は理屈じゃなくて感情(と勘定)で動く」といつも自分に言い聞かせてるはずなのに。もちろん、わかっちゃいるができないからこそ、いつも言い聞かせる羽目になるのだが。

なんでこんなに機嫌がよくないのか。もちろん人間が出来てない、というのはあるだろう。でも言い訳じゃないが、口先でだけデフレを認めつつ、ロクに対応もしないふざけた日銀総裁のビンボ臭い顔を見せられれば腹も立つでしょうよ(その上、現行の日銀の政策を擁護するかのような日経新聞の記事とかも目にしてしまって、日経の記事にはなんにも期待していないとはいえ、改めて心底がっかり)。

しかもその総裁が率いる日銀様が、我々不況に苦しむ日本国民のためにありがたくも10兆円というはした金を使ってくださるというニュースを目にするに至っては、ワタクシ、感涙にむせびましたよ。おい白川、日本のためにさっさと腹を切れ。あと、これを評価するとのたもうた管直人。お前は勝間女史からなにをレクチャーしてもらったんだ?

で、滅多に観ないテレビを観ていると(日経新聞系列の経済ニュース番組ね)、この日銀の「金融緩和」と為替介入について、いいこと言ってる論者も一部出てきたのに、最後は円高万歳論者が話を締めるという素敵な展開で超がっかり。日本は資源を輸入しなければいけないから円高はいいこと、なんてシラフで言えるのは本当にお見事。変なクスリでもやってんじゃないの?

就職活動中にこのブログを偶然目にした学生諸君。こんなことを言ってしまうと身も蓋もないが、君たちは本当に不幸だ。こんな愚かな金融政策を採る総裁が日銀を率いる時期に就職活動を迎えてしまうだなんて(ちなみに、就職活動をスキップして大学院に進学しても大して違いはないだろう。日銀総裁の任期は5年。白川が総裁に就任したのは2008年4月だ。最低でもあと4年近くは日本経済に陽はささない)。

そんな不幸な君たちにせめて僕がアドバイスできることは、テレビのニュースは観るな、新聞なんて読むな、そんな暇があったら、一冊でも多く本を読め(でも、たとえば経済を勉強したいからって金○勝とかは読んじゃダメよ。どうせ読むならスティグリッツあたりにしておきましょう)、ということくらいだ。そのうち日本経済に薄日ぐらいはさす日が来るかもしれない。そうすれば、たとえ来春希望する会社に入れなくても、転職することができるかもしれない。その日に備えて、自力をつけておこう。・・悲観的な物言いでスマンが。

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