2010年07月10日

Loosen up.

最近、某大手メーカーに勤める年下の友人から仕事についての相談を受けました。「仕事で大きなミスをしたのをきっかけに、いままで我慢していた不満が一気に爆発してしまって、会社を辞めたくて仕方がなくなってしまった」という内容です。

まだ社会人になって片手で足りる程度の年数しか経ていない友人のことですから、急性辞めたい病にかかっただけで、なだめていればそのうち落ち着くだろうと思ったものの、相談メールの文面はあまりに深刻です。ヘタすりゃ電車をタックルで止めかねないレベル。

ということで、ちからいっぱい慰留する内容のメールを送って、「時間は問わないから、いつでも携帯に連絡して」とまで伝えたんですが、その後数日、音沙汰なし。あんまりこっちから連絡取るのも却ってうっとおしがられるかな、などとあれこれ思い悩みつつ様子を見ていたところ、それから3日後に「上司に大ミスをフォローしてもらって、すっかり元気になりました!」と実にあっけらかんとしたメールをもらって、ホッとするやら脱力するやら。その程度で解決するようなことを、さも深刻そうに相談してくるなよなあ。まったく。

まあ確かに自分にだって会社を辞めたいと悩んだこともありますし、誰かに相談したくなる気持ちだってわからなくはないんですが、それっていま振り返ると、いくつかのちっぽけでつまらない考え方にとらわれていたせいで、いろいろ思い悩んでいただけだったような気がします。仕事っていうものに対して自分が過剰な期待を抱いていた、とか、仕事以外に自分の居場所を見つけられなかった(仕事で認められない=人間オワタ、みたいな)、とか、与えられた場で結果を出せないなら場を変えればいいじゃん、といったお気楽な発想がなかなか出来なかった、とか。

30をいくつか過ぎてみると、もうちょっと視野を広く持って、少しばかり肩の力を抜いて、こりゃアカンと思ったらさっさと逃げ出す勇気と知恵を持ったら、ちょっとしたことにいちいち大騒ぎすることなく、物事が比較的スムーズに進むんじゃないかな、と思えてきました。

この課でダメなら隣の課に。営業が向かないなら管理に。管理が面白くないなら開発に。開発が性に合わないなら営業に。いちいち会社を替えなくても、社内にだって全然違う能力が求められる部署はあるじゃない、という「ちょっとばかり広い視野」。

社内の誰もが認める不動のエースじゃなくたって、隣の課長さんから「うちに来ないか?」と誘われる程度に認められれば上出来じゃん、という「肩の抜き具合」。

自分なりに頑張ったんだけど、ここにいちゃ俺はイマイチ冴えないなあ、と思ったらさっさと見切りをつける「勇気」と、ここならいけそう、と思う部署に異動するためのもろもろの根回しという「知恵」。

こういうことをその年若い友人には伝えてあげたいなあ、と思ったんですが、本人があまりにもキッパリと立ち直ってたんでつい伝えるタイミングを逃してしまい、ここにひっそり書いておく次第。

・・いやー、この歳にしてついに老成ですよ、ワタクシ。来年あたりには定年退職してたりして。
posted by コピ at 11:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 商社な日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも楽しく拝見させていただいています。海外(インド)に在住しており、悩める日々が続いています。商社とは・・・、青臭い日々を送っています。肩の力を緩め、さっさと見切りをつけるのも大切ですね。

口うるさい、生意気な若手です 笑
Posted by 悩める若手商社マン at 2010年07月24日 15:19
>悩める若手商社マンさん
はじめまして。インド駐在ですか。熱いっすねー。

若いうちは言いたいこと言って、悩めるだけ悩むべし、と思いますよ。生意気な若手こそ、実は組織で常に求められている存在でしょう。で、そのうち、体力的にそういうのが出来なくなってくるんで、そうなったら肩の力を抜けばいい、と(笑)

たまにはインド生活について教えてくださいね。実は僕、インドは行ったことないんで。では、今後ともごひいきに。
Posted by コピ at 2010年07月26日 23:00
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